新しい「領解文」争点に 本願寺派僧侶議員選 12月11日実施へ
2024年11月8日 13時10分
浄土真宗本願寺派で6日、任期満了に伴う僧侶宗会議員(定数47)の総選挙施行の宗告が発布された。立候補届出受付日は26日、選挙期日は12月11日の日程で実施する。
今回の総選挙を前に多くの選挙区で、新しい「領解文」を巡る昨年来の宗派の対応に強い批判を提起する僧侶らの立候補や候補者擁立の動きが伝えられている。特定の問題が争点化する史上まれに見る選挙戦が予想され「今回は“安心選挙”だ」「総選挙後に招集される特別宗会は“関ケ原”になる」などの声が聞かれる。
ただし総局が来年度からの導入を想定する新たな賦課制度の是非をはじめ、教団の課題はほかにも山積している。特に新たな賦課制度の導入に関しては宗内での各種意見聴取で批判的な意見が目立っており「領解文問題ばかりが争点になるのはよいことではない」と懸念する見方もある。(詳細は2024年11月8日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)