教皇葬儀、26日に挙行 各国首脳参列へ 後継者選挙は5月上旬 【教皇死去、日本の宗教界追悼コメント】「いのち守る」力強く訴え 菊地枢機卿/教父といえる存在 前田枢機卿/二つの遺言 中村大司教/遺志を引き継ぐ WCRP事務総長/大きな損失 全日仏/深甚の感謝 天台宗/平和の象徴 創価学会/手の温もり鮮明に 黒住教教主
2025年4月25日 11時12分
カトリックの教皇フランシスコの葬儀ミサが現地時間の26日午前10時からサンピエトロ大聖堂で執り行われる。バチカンの典礼事務局によると、枢機卿団長ジョヴァンニ・バッティスタ・レ枢機卿が司式する。
葬儀には各国の首脳も参列を表明している。温暖化対策、難民問題などことごとく立場が対立していたアメリカのトランプ大統領も自身のSNSの「Truth Social」で弔意を表明。半旗掲揚を指示するとともに、葬儀出席を発表した。
中国外務省の報道官は22日の記者会見で哀悼の意を表し、「中国とバチカンは建設的な関係を維持し、有益な交流を行ってきた。この関係の継続的な改善を促進する準備ができている」と述べた(外務省公式サイト)。
ロシア正教のキリル総主教は21日発表したカメルレンゴ宛ての哀悼のメッセージで、2016年の教皇との会談(キューバ)の歴史的意義を回顧するとともに、「迫害されているウクライナ正教会(注・モスクワ総主教庁系)を擁護する彼の発言」に「感謝の気持ち」を強調した(総主教庁公式サイト)。(詳細は2025年4月25日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)