居士林当面再建せず　一般向け修行道場　総長、執行が見解　天台宗宗会

任期中最後の宗議会で質問に応じる阿部宗務総長

天台宗（大津市）は第157回通常宗議会（大澤貫秀議長）を15～17日の3日間開き、2023年度決算関係と24年度通常会計補正予算案など全25議案を原案通り可決した。阿部内局最後の宗議会で、懸案の課題だった一般向けの修行道場、居士林の再建については、獅子王圓明・総本山比叡山延暦寺執行が「在任期間中の再建の検討は凍結」と宣言。阿部昌宏宗務総長も道興会・野中玄雄議員からの代表質問に対して「これまでの居士林の概念から決別」と答弁した。(詳細は2024年10月23日号をご覧ください。中外日報購読申し込み）