【特報】天台宗通常宗議会 宗団の目指す姿模索に期待 執務報告演説/新内局へ事案引き継ぎ 根本中堂慶讃事業・『天台学大辞典』刊行 能登震災支援も 教師研修会/受講期間の負担軽減 リモートの実現求める 宗徒向けSNS/利用指針の必要性指摘 一般的留意事項、周知へ
2024年12月5日 09時32分
11月16日に任期満了を迎えた阿部昌宏宗務総長率いる内局にとって最後の宗議会となった天台宗の第157回通常宗議会(大澤貫秀議長)が、10月15~17日に宗務庁に招集された。今次宗議会では総本山比叡山延暦寺の唯一の一般向け宿泊型研修施設だった居士林の再建凍結を本山、宗派の両内局が表明したほか、懲戒規定のうち擯斥の処分を受けると僧籍が再度取得できないなどの宗規改定案が承認された。懸案の機構改革については、機構検討委員会(嘉瀬慶文委員長)が答申した検討の継続性を重視する姿勢を尊重。次期内局(細野新内局)へ、積極的に諮問と答申を行いながら宗団のあるべき姿を模索することに期待を込めた(肩書は当時のもの)。(詳細は2024年12月4日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)