伊藤浄厳氏(摩耶山真言宗管長)
おくやみ2024年11月27日 11時31分
伊藤浄厳氏(摩耶山真言宗管長) 21日死去、85歳。通夜は26日に執り行われ、葬儀は27日に神戸市灘区摩耶山町2-12の自坊・大本山忉利天上寺で、永島龍弘・高野山真言宗遺跡本山観心寺長老を導師に営まれる。喪主は長男の浄舟氏。
1938年、神戸市生まれ。高野山大文学部密教学科卒。同大大学院博士課程単位取得満期退学。同大で専任講師、高野山専修学院で能化として奉職中の76年1月、自坊が全焼。直後の同年3月、天上寺住職に就任した。俳名を虚舟と号し、俳誌『摩耶』を主宰創刊するなど俳人としても活動。季語に詠まれる摩耶山の発展と同寺の復興に尽力した。伝燈大阿闍梨。2020年、高野山真言宗から独立して摩耶山真言宗を立宗し、初代管長に就任した。
摩耶山観光文化協会会長を長年にわたり務めるなど、地域の活性化に貢献した。