増上寺三大蔵、登録決定 ユネスコ世界の記憶 類例ない貴重な文献
2025年4月23日 14時07分
浄土宗と浄土宗大本山増上寺(東京都港区)が共同で申請していた「増上寺が所蔵する三種の仏教聖典叢書」(増上寺三大蔵)のユネスコ「世界の記憶」への登録が17日、ユネスコ執行委員会で決定した。三大蔵は、徳川家康が収集し増上寺に寄進した3部の大蔵経(総計約1万2千点)の総称で、国指定重要文化財。15世紀以前に開版された大蔵経が3部、ほぼ完全な状態で伝来しているのは世界でも類がなく、文化史上はもとより漢字文化、印刷文化の観点からも非常に貴重な一大文献群となっている。(詳細は2025年4月23日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)