「令和の詩画軸」制作し展覧 東京芸大美術館で「相国寺展」 有馬管長・日比野学長 書と画で協演
2025年4月22日 10時00分
相国寺承天閣美術館開館40周年記念「相国寺展―金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史」が3月29日、東京芸術大大学美術館(東京都台東区)で始まった。展覧会に合わせ同大では「令和の詩画軸制作プロジェクト」を企画。承天閣美術館創設に尽力した臨済宗相国寺派の有馬賴底管長と同大の日比野克彦学長が協演し制作した軸二対を展示する。
プロジェクトは、室町時代の応永年間(1394~1428)に相国寺文化圏で高僧たちが、文雅の営みとして書と画の協演で作った「応永の詩画軸」を現代によみがえらせようというもの。有馬管長が先に京都で賛を揮毫し、開幕直前となる3月27日に日比野学長が賛の内容からイメージした絵を描いた。会期は5月25日まで。(詳細は2025年4月18日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)