【速報】浄土真宗本願寺派 総長に池田行信氏 74票中、白票が52票
2024年12月20日 13時42分
浄土真宗本願寺派は20日に実施した総長選挙の再選挙で、前総長の池田行信氏(71)=宗会議員6期、栃木県那珂川町・慈願寺住職=を選出した。
大谷光淳門主は再選挙で池田氏と元総長の石上智康氏(88)を総長候補者に指名した。いずれも新しい「領解文」の周知・普及に尽力してきた人物で、大谷門主はいわゆる「推進派」2人を前日に引き続き再び指名することで周知・普及への強固な意思を示した。
これに対し、新しい「領解文」に批判的な宗会の多数派は強く反発。再選挙は投票総数74票中、池田氏22票、石上氏0票、白票52票の結果となり、池田氏の当選直後の挨拶に際して議員7人が退席する一幕もあった。
宗務関係者は「次年度予算案を審議する来年2月の定期宗会に向け、宗政の混乱は必至」との見方で共通している。(中外日報購読申し込み)