「元の黙阿弥」由来紹介 奈良市の商店街に案内板設置 ゆかりの圓證寺住職が解説
2024年10月8日 09時53分
「元の黙阿弥(木阿弥)」のことわざの由来を紹介する案内板(縦90㌢、横180㌢)がこのほど、奈良市・小西さくら通り商店街の一角に設置された。小西通商店街振興組合によるもので、ことわざの起源となった黙阿弥法師の故事について、ゆかりの真言律宗圓證寺(奈良県生駒市)の服部鳳圓住職が解説文を寄せた。
黙阿弥法師は戦国時代に現在の商店街近くに住んでいた盲目の琴の名人で、大和の戦国武将・筒井順昭の死後に順昭の影武者を務め、息子の順慶が成長するまで順昭の死を隠し通したとの故事が伝わる。影武者の任務を全うした後、元の法師に戻ったことがことわざの起源とされる。(詳細は2024年10月4日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)