著名司祭、性加害か 故アベ・ピエール エマウス運動創始者
2024年7月24日 13時12分
カトリックの社会支援活動・エマウス運動の創始者である故アベ・ピエール（1912～2007）に対し性的暴行やセクハラの疑惑があることが17日、エマウス・インターナショナルによって公表された。
アベ・ピエール（本名アンリ・アントワーヌ・グルエ）はフランスのカトリック司祭で、第2次大戦中はレジスタンス活動を行い、ユダヤ人保護に尽力。ホームレスなど貧困者の救済に立ち上がり、ルカ福音書のエピソードにちなんで名付けたエマウス運動を始めた。
その影響力は大きく、長年にわたりフランスで最も人気のある人物に選ばれ、レジオンドヌール勲章大十字章を授与された。ノートルダム大聖堂での葬儀には大統領以下の貴顕も参列してその死を悼んだ。(詳細は2024年7月24日号をご覧ください。中外日報購読申し込み）
