【特報】天台宗通常宗議会 懸案の重要3課題に要望集中/意識向上へ声明文提案 教師研修会 再学習にオンライン、試験導入/布教特化独立部門創設は 財政上、専門職員の採用困難
2025年4月9日 13時04分
天台宗は2月18日から20日まで、第158回通常宗議会(大澤貫秀議長)を大津市の天台宗務庁に招集した。昨年11月に発足した細野舜海宗務総長を首班とする新内局の最初の宗議会で、2025年度の通常会計歳入歳出予算案など12議案と開会中に追加上程された宗内の要職者人事案を含む6議案を全て可決承認した。細野宗務総長が、物価高騰による支出の増加や所属僧侶の減少による収入減で厳しい予算編成に追われたとして、長期的な宗務運営方策の提示を次回宗議会への持ち越しを示唆するなど、予算面で厳しい船出となった。2日目から始まった通告質問では歴代内局が最重要課題とし、細野宗務総長が就任式で継承していくとした3本柱「人材の育成」「教えの普及」「寺院の存続」についての要望や見解を求める質問が相次いだ。(詳細は2025年4月9日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)