中論講義 上…立川武蔵著
本2025年4月9日 09時14分

南インドで2世紀頃に活躍した八宗の祖・龍樹(ナーガルジュナ)の主著『中論』の論理構造を、先行訳を比較しながら明らかにしようと試みる。龍樹以降のインド大乗仏教は「すべてのものは空である」とした「中観派」と「すべてのものは心の働きの現れである」と主張する「唯識派」に分かれたが、龍樹は「中観派」の祖であり浄土教の理論的根拠も打ち立てた。(全文は2025年4月4日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)
定価3850円、法藏館(電話075・343・0458)刊。