人類の幸福とは何か? バチカン教理省 AIの倫理問題検討 自律型致死兵器、ディープフェイク等の危険
2025年2月5日 10時14分
バチカンの教理省と文化教育省は1月28日、AIの倫理的問題に関する文書「Antiqua et Nova(古いものと新しいもの)」を発表した。自律型致死兵器システムの登場や、ディープフェイクによる社会操作などAI技術高度化に伴って現れる様々なリスクを検討し、AIは「人間の知性を補完するツール」としての使用に限定すべきだと提言している。
文化教育省文化局長ポール・タイ司教はバチカン・ニュースのインタビューに答え、ChatGPTの登場が広範な影響を与え、ユネスコがAIによる「人類学的混乱」に言及したことなど、ノートの背景になる最近の社会状況について言及。「人類にとって良いことは何か、人間の幸福を促進するものは何か」という問いの重要性を強調した。(詳細は2025年2月5日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)