坂井智宏氏(元真言宗豊山派宗務総長)
おくやみ2025年1月29日 11時01分
坂井智宏氏(元真言宗豊山派宗務総長) 2日死去、88歳。密葬儀は17日に営まれた。本葬は3月11日に東京都文京区大塚5-40-1の大本山護国寺桂昌殿で営まれる。喪主は長男で金剛頂寺住職の智空氏。
1936年生まれ。高知県室戸市・金剛頂寺(四国八十八ヶ所霊場第26番札所)住職として大師信仰の興隆に尽力し、2008~12年に霊場会会長を務めた。宗内では高知県宗務支所長、宗会議員、宗会議長を歴任。菩提院結衆を経て集議となり、宗機顧問などの要職を務めた。大僧正。
川田聖戌氏の後任として12年に宗務総長に就任し、16年に星野英紀氏に引き継いだ。在任中は布教機構の改革を進め、豊山教育財団を解散し、その業務を継承する教育事業団を設立した。
12年ぶりに寺院所得調査を実施し、就任前年に起きた東日本大震災の復興支援に取り組んだ。