小雪が舞う中、托鉢寒行 無病息災を願う 三千院門跡
2024年12月26日 13時03分
京都・大原の天台宗三千院門跡は22日、恒例の托鉢寒行を行った。僧侶や関係業者ら約40人が4班に分かれて近隣の家々を回り、家内安全や無病息災などを祈願した。
朝から雨が降り時折、雪が舞う天候で、小堀光實門主は「能登半島の被災地の困難な状況を思うと、天候が悪いなんて言っていられない。皆さまの思いをお預かりして、被災地にご浄財をお寄せしたいと思う」と呼び掛けて出発した。
読経した後、小堀門主は軒先に立つ店主らに「一年ありがとうございました。お体に気を付けてください」などと声を掛けた=写真。
天台宗の全国一斉托鉢の一環で、集まった浄財は「一隅を照らす運動総本部」に寄託される。(中外日報購読申し込み)