戦後80年 「次世代に何を残すか」 平和メッセージ発表 本願寺派
2025年4月16日 14時48分
浄土真宗本願寺派の園城義孝総長は14日、「戦後80年にあたっての平和を願うメッセージ」を発表した。戦争の惨禍や教団の戦争協力の歴史を再確認した上で「過去を反省し、問い続け、私たちがいま何をなすことができるか、将来の世代に何を残していくかが大切」などとしている。
メッセージで、戦争は「人間の愚かさが最も惨たらしいかたちで現れる行為」だが、第2次世界大戦で「その戦争に協力し、戦争を賛美したことも、私たち教団の歴史」と振り返った。
「『さるべき業縁のもよほさば、いかなるふるまひもすべし』と親鸞聖人がお示しになられたように、み教えに照らされ知らされてくる私たちのまことの姿は、状況次第でどのような悲惨な行いもなしてしまう可能性を持つ、なんともあさましい姿です。だからこそ、悲惨な行いを導いてしまうような状況を決してつくりだしてはならない」との決意を示した。(詳細は2025年4月16日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)