大樹孝啓・天台座主 満100歳に、在任中では初 「皆さんの支えのおかげ」
2024年7月4日 09時32分
天台宗の大樹孝啓・第258世座主が6月23日に満100歳を迎えた。伝教大師最澄が比叡山延暦寺を開創して以来1200年以上の歴史の中で、在任中に100歳を迎えた初めての天台座主となった。
大樹座主は「長寿のためにと思ってしてきたことは何もないから長生きできたことが不思議でしかない」という。高齢でなおかつ体力も徐々に落ちてきていると実感する中でも、宗団の象徴としての大役を担えることに「少しでも負担が軽くなるようにといろいろ工夫をしてくれている。多くの皆さんが支えてくれているおかげ。また介護関係の方の親切な応対に助けてもらっている。私はとても恵まれている」と、周囲への感謝を吐露した。(詳細は2024年7月3日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)