「宗教の中国化」仏教協会で議論 宗教建築を切り口に モスクが主ターゲットか
2025年1月9日 09時27分
「宗教の中国化」を進める中国で教会、モスク等の「宗教活動場所」の中国化が問題となっている。中国仏教協会などの主催でこのほど開かれたセミナーは「人間仏教思想の視点からみた中国仏教建築」をテーマに取り上げ「中国化」の観点で寺院建築の現代的発展について協議した。
「宗教の中国化」は宗教の社会統合機能を重視して習近平総書記が打ち出した共産党の基本的宗教政策。「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想」を支持・実践する、といった理念を強調しつつ、具体的に各レベルの宗教管理行政が進めているのがモスク等の「非中国的な外観」の規制だ。ムスリムの反発も報じられているが、宗教建築中国化を「宗教の中国化という壮大なテーマ」に取り組む「小さな切り口」(中国人民政治協商会議公式サイト・北京市政協レポート)にするという考え方が示されている。(詳細は2025年1月8日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)