菅原龍憲氏(島根県大田市・浄土真宗本願寺派正藏坊前住職、真宗遺族会代表)
おくやみ2025年1月8日 14時09分
菅原龍憲氏(島根県大田市・浄土真宗本願寺派正藏坊前住職、真宗遺族会代表) 12月22日死去、84歳。葬儀は長男で正藏坊住職の憲氏を喪主に、同月28日に正藏坊で営まれた。
太平洋戦争の戦没者である肉親が神(英霊)として祀られることに異議を唱え、中曽根康弘・元首相が歴代首相として初めて靖国神社を公式参拝した翌年の1986年、戦死した真宗の僧侶・門徒の遺族でつくる真宗遺族会を賛同者と結成。靖国問題を真宗の信仰課題として一貫して問い続け、小泉純一郎・元首相の靖国神社参拝違憲訴訟や靖国神社合祀取り消し訴訟などの原告団長も務め、反靖国運動をけん引した。