平和実現に向け決意 戦後80年で声明発表 浄土宗
2025年1月8日 14時10分
浄土宗は戦後80年に際し、戦争協力への反省や平和への決意を明らかにした声明「浄土宗メッセージ“第二次世界大戦終戦80年を迎えて”」を宗報『和合』の1月号で発表した。戦後80年の年頭に、他宗派に先駆けて宗派の平和実現の決意を示した形となる。
メッセージは、浄土宗平和協会(浄平協)が2023年7月に公表した『浄土宗「戦時資料」に関する報告書』の知見を踏まえ発表された。
浄土宗報国会の設立や戦闘機「明照号」の献納運動などの戦争協力に触れ、その反省に基づく戦後の平和への取り組みや浄平協の報告書の公表などを紹介。伊藤唯眞・浄土門主が昨年1月に『無量寿経』の「兵戈無用」を引用し述べた挨拶を掲載し「浄土宗二十一世紀劈頭宣言(愚者の自覚を・家庭にみ仏の光を・社会に慈しみを・世界に共生を)」の具現化を目的に平和な社会の実現に尽力すると表明している。(詳細は2025年1月8日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)