虐待者裁かれるべき 聖職者の性加害問題 教皇、ベルギーで言及
2024年10月7日 09時59分
カトリックの教皇フランシスコは9月26~29日にベルギーとルクセンブルクを訪問し、ベルギーでは国王らから聖職者による性的虐待問題で対応を強く求められた。これを受けて教皇は、現地で行った説教の予定原稿に修正を加え、虐待を隠蔽せず、法の裁きを受けさせるべきだと説いた。
ロイター通信(オンライン、27日)などによると、ベルギーのフィリップ国王とアレキサンダー・デ・クロー首相は27日、「常に綿密に計画される教皇の外国訪問」にしては「異例に強い(forceful)言葉」で、聖職者による性的虐待問題に教皇庁の対応を公に求めた。フィリップ国王は教皇を歓迎する演説で「教会がスキャンダルに対処するのにあまりにも時間がかかった」と述べ、デ・クロー首相は「言葉だけでは十分ではない」と非難した。(詳細は2024年10月4日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)