教皇批判の大司教を告発 教会分裂の罪で バチカン教理省
2024年6月26日 13時55分
バチカンの教皇フランシスコに対する批判者として知られる元駐米教皇庁大使のカルロ・マリア・ヴィガノ大司教は20日、「X」でバチカンの教理省から教会分裂(シスマ)の罪で告発されたことを自ら公表した。
同大司教が公開した召喚状によれば「カトリック教会との交わりを維持するため必要な要素を否定するものとなる公の声明、すなわち教皇フランシスコの正当性否定、教皇との交わりの断絶、第2バチカン公会議の拒否」が告発の理由に挙げられる。
審理は教会法上の簡略化された超法規的手続きで行われ、28日までに出廷ないし書面による弁明がない場合、本人不在のまま裁かれると予告している。(詳細は2024年6月26日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)