21世紀初頭における修験道史研究の成果と課題を概観できる論文29本を全3巻に収録した。修験道史全体の研究動向を網羅する論集は『山岳宗教史研究叢書』全18巻(1975~84…
無外如大尼(1223~98)は、鎌倉円覚寺開山の無学祖元禅師の法を嗣いだ最初の尼僧で、京都尼五山筆頭の景愛寺の開山となるなど尼僧史、禅宗史上で重要な人物とされるが、その生…
女性として様々な苦難を体験した後、自らがどう人生に向き合っていけばいいのか。女性として生きることだけを考えるのではなく、いったんリセットして別の方法で生きたい。そう願い、…
日本にはあらゆる生物や無生物に霊性を見いだし、死者や動植物なども「共棲者」と見なす土壌があった。著者は西欧の「一神教」の持つ排他性と西欧流の文明化による戦争や環境破壊とい…
人智学を創始したオーストリア出身の哲学者、神秘思想家のルドルフ・シュタイナー(1861~1925)の思想との比較検討を通して、曹洞宗の祖である道元の仏法を理解しようとする…
複雑に多様化した諸問題を抱える現代という時代の中で、親鸞浄土仏教をどう聞思していくのか。著者は①主体性を巡る問題②宗教多元時代における浄土教の脱構築③核兵器の時代における…