中国禅宗史は、インドから菩提達磨がやって来て初祖となり、二祖となる慧可から五祖弘忍、六祖慧能と法灯が受け継がれ、やがて五家七宗へと広がる。本書は慧能の弟子・荷澤神會の生涯…
近代の真宗大谷派を代表する知識人でありながら一般の認知度が高いとはいえない清沢満之の「復権」を目指す。著者がひもといた清沢の思想を、教・行・信・証の4章形式で述べていく。…
音楽好きの者には読み飽きない本である。今から100年前、1920~30年代の日本の音楽文化について、当時活躍した人物や団体、流行した歌などを取り上げつつ多面的に考察を加え…
19世紀末から20世紀初頭にかけ、中国を中心とした東アジアの国際秩序は大きく揺らぐ。日清・日露戦争、韓国併合と朝鮮総督府の設立で朝鮮は日本の植民地支配下に置かれた。民衆の…
教王護国寺(東寺)の法務部長を務める著者の法話集第3巻。第1巻『人間は何度でも立ち上がる』、第2巻『苦を見つめて泥に生きる』に続いて刊行した。著者は、学び、自己を変革する…
仏教や、儒教、神道それぞれの範囲を超えて「日本思想」という大きな枠で思想の交流、展開をたどる試みにおいて、著者は「内と外」「自然と人為」などの角度から仏教史や神道史などを…