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悩み苦しみ本当の学びを

浄土真宗本願寺派中央仏教学院 福間義朝学院長(71)

ひと2023年5月26日 09時46分
悩み苦しみ本当の学びを

4月1日に浄土真宗本願寺派僧侶養成機関の中央仏教学院学院長に就任した。「学院生たちは言葉を暗記するのではなく、その意味やどう伝えていくのか、悩み苦しみながら本当の意味で勉強してほしい」と語る。

同派教専寺(広島県三原市)の三男として生まれ、岡山大法学部に進学。父で先代の住職が倒れたことを機に、27歳で住職になった。当時について「三男でもともとお寺を継ぐつもりはなかったし、友人が商社などで働く様子を見て落ち込んでいた」と振り返る。

それから住職として44年、「お念仏をよろこぶ同行さんらと過ごした日々が原点」と話す。本願寺派布教使として各地で布教をしたり、本願寺伝道院で多くの布教使の育成に関わったりと、伝道・布教の道を歩み続けてきた。

旅好きで、若い頃は各地を旅し、新型コロナウイルス感染症の流行前までは若手僧侶を連れてインドやブータン、ウズベキスタンなどを回っていた。「若い僧侶には旅をしてほしい。できれば少人数の貧乏旅。違う文化に触れて人の温もりに接して、きっと1週間で1年分の喜怒哀楽があるはず」と笑顔を見せる。

社会状況や人々の考え方が大きく変化する中で、「病気でも一人でも大丈夫なもう一つの(仏の)世界があり、それと人々をつなぐのが僧侶の使命」と話す。

「お聴聞は言葉ではなく人を聞いている。どんな疑問や質問にも逃げずに対応できるように、たどたどしくてもいいから自分自身の言葉で伝えていける僧侶になってほしい。その大切さを学院生たちに伝えていく」と語った。

(渡部梨里)

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