PR
購読試読
中外日報社ロゴ 中外日報社ロゴ
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
新規購読紹介キャンペーン
PR
第21回涙骨賞募集 墨跡つき仏像カレンダー2025

法華仏教の潮流 教えと学びの道しるべ…苅谷定彦 小西日遶 大平宏龍 三先生頌寿記念論文集刊行会編

2024年11月6日 09時38分
法華仏教の潮流 教えと学びの道しるべ

法華宗の興隆学林専門学校や教学研究所で後進の育成に尽力してきた3人の碩学、苅谷定彦氏・小西日遶氏・大平宏龍氏の学恩に報いるため、宗門内外から45本の論考を集めた『法華仏教の潮流~教えと学びの道しるべ』が刊行された。969㌻に及ぶ大著だ。

苅谷氏は法華経原典研究の第一人者で、小西氏は門祖・日隆聖人研究を専門とするほか兵庫県尼崎市の大本山本興寺貫首を務める。大平氏は宗祖遺文の研究で知られる。3氏の専門が異なることから様々な分野からの寄稿となり、多彩な内容となった。日蓮門下の研究者らが日頃の研究の成果を発表している。

法華宗内の研究者だけでなく、渡邊寳陽・立正大特別栄誉教授が「鎌倉政権下の日蓮聖人の動向について」、末木文美士氏が「法華経の菩薩思想―苅谷定彦氏の説を手掛かりに―」を寄稿したほか、望月海慧・身延山大学長が「『教菩薩法仏所護念』考」を寄せている。

跋文で、刊行会事務局の平島盛龍・興隆学林専門学校教授は7、8年前から本書の刊行計画はあったものの時間を要したことを振り返り「研究所の発展に寄与するものであり、誠に意義深い」と記す。

法華宗教学研究所は2023年に創立から60周年を迎えた。

定価22000円、法藏館(電話075・343・0458)刊。

女を脱ぐ 人生に効く仏教と物語

女を脱ぐ 人生に効く仏教と物語…三野恵著

11月13日

女性として様々な苦難を体験した後、自らがどう人生に向き合っていけばいいのか。女性として生きることだけを考えるのではなく、いったんリセットして別の方法で生きたい。そう願い、…

だれをも仏や神にする死生観 人は死んだらどこへ行けばいいのか 第3巻

だれをも仏や神にする死生観 人は死んだらどこへ行けばいいのか 第3巻…佐藤弘夫著

11月12日

日本にはあらゆる生物や無生物に霊性を見いだし、死者や動植物なども「共棲者」と見なす土壌があった。著者は西欧の「一神教」の持つ排他性と西欧流の文明化による戦争や環境破壊とい…

道元とシュタイナー(Ⅱ)

道元とシュタイナー(Ⅱ)…塚田幸三著

11月11日

人智学を創始したオーストリア出身の哲学者、神秘思想家のルドルフ・シュタイナー(1861~1925)の思想との比較検討を通して、曹洞宗の祖である道元の仏法を理解しようとする…

バイオフィリア 核廃絶への宗教者の姿勢(11月8日付)

社説11月13日

AIからの警告 脅威は主体性の喪失にある(11月6日付)

社説11月8日

被団協平和賞が問い直す 慰霊碑碑文論争の今日性(11月1日付)

社説11月6日
このエントリーをはてなブックマークに追加