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『事典 日本の仏教』蓑輪顕量編・吉川弘文館刊

事典 日本の仏教

日本人が仏教をどう理解し実践してきたのかを知る「読む事典」。仏教誕生から現代まで、伝播の流れや各宗派の教義・修行など、多岐にわたる日本仏教の特色を分かりやすく解説する。幅広く奥深い内容が、コンパクトにまとめられている。

本事典は2部構成で、インドでの仏教誕生から東南アジアや中国への伝播をまとめた「仏教の歴史」と、日本渡来以降の展開を古代・中世・近世・近代・戦後と時代順にたどる「日本の仏教」。

各時代の総論をまとめた上で、「仏性論争」「浄土思想」「神仏分離」など、それぞれの時代における特徴的な事項を詳述する。項目は教義・思想を中心に、宗派の特徴、僧侶の修行、仏教から生まれた文化や芸術にまで及ぶ。戦後の仏教については、「遺骨収集運動」「全日本仏教会」「墓制度」など、現代の仏教者と関わりの深い事柄も項目として立てられている。

編者の蓑輪顕量・東京大教授をはじめ50人近い気鋭の仏教研究者が、最新の研究成果を盛り込んで執筆。仏教学と歴史学、両方の観点から、時代の流れの中で日本仏教がどのような歴史をたどってきたかを説明する。巻末に仏教用語の簡単な解説、主要宗派系統図も付されており理解の助けとなる。

定価4410円、吉川弘文館(電話03・3813・9151)刊。