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苦縁―東日本大震災 寄り添う宗教者たち
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いのち寄り添う ― 大震災 苦の現場から

支援の広がり 11(1/3ページ)

2012年5月3日付 中外日報
震災当日、被災者であふれた仙台市役所。行政同士の支援もあり、千羽鶴が飾られている(仙台市で)
震災当日、被災者であふれた仙台市役所

自立を孤独にさせない

持続性ある伴走型ケア

東日本大震災の発生から10日目、宗教者らが運営するネットワークのメールで、生々しい被災地の状況と共に大阪の僧侶による仙台での活動報告の1報が発信された。

大阪・釜ケ崎で日雇い労働者を支えてきた真宗大谷派僧侶の川浪剛さん(50)で、支援に入った先は、現地で炊き出しをしている「ワンファミリー仙台」。宮城県の神社で神職を務めた立岡学さん(38)が理事長で、ホームレスの人々の自立援助をするNPO法人だ。

これに先立ち、福岡の生活協同組合グリーンコープからコメや食料品など救援物資を満載したトラックが出発し、東京で別の生協と合流して仙台に入っていた。1200キロの距離を経ての「支援のリレー」だった。

川浪さんらを派遣し、立岡さんと連絡を取っていち早く物資支援をコーディネートしたのは、「ホームレス支援全国ネットワーク」代表で福岡・北九州で野宿者支援をしている日本バプテスト連盟東八幡キリスト教会の奥田知志牧師(48)だった。背景に、震災前からそれぞれの「現場」で社会の「苦」に取り組んできた超宗派の宗教者たちの大きな動きがあった。