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海北友松の孫が雲龍図 金戒光明寺

2017年5月17日 17時50分

阿弥陀堂の天井に描かれた傳故の雲龍図。大きく丸い目玉が印象的だ
阿弥陀堂の天井に描かれた傳故の雲龍図。大きく丸い目玉が印象的だ

浄土宗大本山金戒光明寺(京都市左京区)の阿弥陀堂に、僧侶の専譽傳故が描いた「雲龍図」が残されている。傳故は、雲龍図を得意とした絵師・海北友松(1533~1615)の孫だが、作品が少なく、傳故が筆を執っていた事実も知られていないため、研究者も「僧侶になった孫も絵を描いていたとは」と驚いている。

傳故は、友松の跡を継いだ友雪の長男として生まれたが出家し、弟の友竹が当主になった。海北家の当主は代々絵師として活躍し、江戸時代を通じて多くの作品を残した。

同寺で最も古い建物の阿弥陀堂の天井には、和紙を張り合わせた縦約991センチ、横約870センチの大画面があり、大きく丸い目玉が印象的な龍が体をくねらせ躍る姿が描かれている。制作されたのは、阿弥陀堂の正面を西向きに移動した1678(延宝6)年とされる。

同寺によると、傳故について没年や墓所など詳しいことは分かっていないが、浄土宗で用いられる法号の一つ「誉号」があることから、同派の僧侶だとみられるという。(詳細は2017年5月17日号をご覧ください。中外日報購読申し込み