ニュース画像
参列者が見守る中、晋山式に臨む藤里貫主
主な連載 過去の連載 エンディングへの備え
苦縁―東日本大震災 寄り添う宗教者たち
購読のお申し込み
新規購読キャンペーン
紙面保存版

興正寺貸付金を承認 高野山真言宗宗会閉会

2017年3月8日 17時05分

高野山真言宗の第155次春季宗会は、総額5億6千万円に上る興正寺(名古屋市昭和区)への長期貸付金支出などを計上した本山部・宗務部の2016年度第2次補正予算案、17年度予算案など計42議案を原案通り承認し、会期を2日繰り上げ2日に閉会した。

5億6千万円のうち16年度第2次補正予算に3億6千万円、17年度予算に2億円を計上した。いずれも宗務部が本山部から借り入れ、興正寺へ貸し付ける。

本山部は17年度、本山整備積立金部から3億円を取り崩し、2億円を宗務部、1億円を高野山高の寄宿舎を改修する高野山学園に貸し付ける。

興正寺問題で添田隆昭宗務総長が特任住職を務める宗団側は、住職罷免後も寺の実効支配を続け、巨額の資金を流出させた梅村正昭・前住職に対し、寺の明け渡し等を求めて係争中で、昨年9月に背任等の容疑で刑事告訴した。

一方、前住職と取引のあった東京のコンサルタント会社が興正寺の財産の差し押さえ手続きに入り、宗団側は別の民事訴訟で同社と争っている。

梅村氏は興正寺の租税や社会保険料等も納めていない。5億6千万円は差し押さえの強制執行停止の保証金(約1億5千万円)と、租税の支払いや宗団側の連絡寺務所の運営費に充てられる。(詳細は2017年3月8日号をご覧ください。中外日報購読申し込み