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「雑居の力」の重要性指摘 コルモス研究会議

2017年1月6日 15時54分

現代における宗教の役割研究会(コルモス)の第63回研究会議が12月26、27日に京都市内のホテルで開かれた。「宗教といのちを育む力」がテーマ。27日のパネルディスカッションでは多様な人々が集う“雑居性”の重要性が指摘された。

パネリストは松尾真理子・天理教加古大教会(兵庫県稲美町)前教会長夫人、板井正斉・皇學館大准教授、小原克博・同志社大教授。

松尾氏は様々な事情で家庭生活が困難になった人々を信者・非信者を問わず加古大教会に受け入れ、共同生活を送っていることを紹介。現在0~89歳の35人が生活しているが、「いずれも家族の一員として扱う。葬式も教会で行い、身寄りがなければ(墓地も)教会で祀る」と述べた。

質疑では26日の基調講演の講師で、香川県で自立援助ホームや児童養護施設などを運営する野田大燈・曹洞宗円通寺住職が、加古大教会の取り組みを「私の目指すもの」と共感を示した。

野田氏は「当初は非行少年や不登校の子どもたちの自立支援として始めたが、現在は元受刑者や発達障害の人なども受け入れている」とし、「多様な人々の受け入れには心配もあったが、うまくいくことが分かった。例えば元受刑者が刑務所暮らしの苦労を非行少年に語れば、私が言っても聞かないのに、みな納得する。これは“雑居の力”だと思う」と語った。(詳細は2017年1月6日号をご覧ください。中外日報購読申し込み